卜占はなぜ当たるのか。
2022年05月13日
断易、タロットなどを卜占と呼びます。
四柱推命、紫微斗数、ホロスコープなどは命占といい、
生年月日時からその人の宿命や特性、事象、吉凶などを予測しますが、
卜占はその人を占った「時の気」を重視し、近未来的な予測を可能にします。
ある著名な占い師は、「最終的には卜占が当たる」と言い切りました。
「断易」を例にすると、六爻、五類、十二支の三種類の「卦」だけで
かなりの確率を持って「当たり」ます。
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私は占う側ですが、占われる側に立って「なぜ当たる」のかを常に考えています。
「当たるから当たる」と言った高名な占い師がいましたが、これでは答えになっていません。
私は、「卜占はメッセンジャー」であると考えます。
どういうことかというと、すでに未来は決まっていて、「決まった未来を断易は伝える」のです。
断易が未来を当てるのではなく、決まった未来を断易によって知ることができる、
未来を作るのではなく、答えが先にありき、ということです。
様々な未来がありますが、変化した未来もすでに決められた未来です。
このように解釈しなければ「当たる断易」は説明のしようがありません。
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もうひとつ。
私は晴れ男です。
ゆく先々はかなりの確率で晴れています。
これも私が天気を晴れにしているわけではなく、晴れているところに私が行く「気」を持っているのです。
小さな人間一人が天候など変えられるわけがありませんから。
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このように考えると、「当たらない」占いは、
「占術が正しく理解ができていない(力量不足)」、「気」がこもっていない(いい加減)、
「卦」の立て方、タロットのカードのさばき方やスプレッドの間違い(凡ミス)が原因です。
この結論に至るまでにかなりの時間がかかりましたが、
このように考えると、卜占の全体像がふわりと理解できて「そうだったのか」と
大きく頭を前後に揺らすこととなりました。
壬
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