2018年12月18日
50代女性の相談
「娘が交通事故に遭いました。横断歩道のない道路を歩いて渡っていた時、バイクにはねられて重症を負いました」
「当初はバイク対ヒトなので、たとえ横断歩道が無くても相手の過失責任で賠償してもらえるとばかり思っていましたが、横断歩道ではないことやその他の理由から、7:3ほどで娘の方が過失割合が多くなると、相手の保険会社の担当から通告されて困っています」
「娘が加入している車の任意保険には、車の運転時以外の保証がついてはいなく、過失割合の案分次第では高額な賠償金が請求されそうです」
「幸い娘が所有する車に、弁護士特約がついていたので、弁護士にお任せすることになりました。しかし、100:0にならない限りいくらかの支払い義務が生じます。どうしたら良いでしょうか」
娘は傷つき、会社は2か月以上も休んでいる。その上高額な負担金となると何ともいたたまれない。母親は悲痛な思いで相談に来た。
Q:娘と相手の過失割合と、その賠償はどうなるか?
鑑定日2018年12月14日
月/甲子 日/庚辰 空亡/申酉
本卦(天下同人)
孫(応)―戌
妻 ―申
兄 ―午
官(世)―亥
孫 ‥丑
父 ―卯
用神(闘いの場合は官鬼)は世爻に乗り亥は月建に旺じています。日辰の辰には土剋水で剋さてれていて状況は深刻(不利)ですが、月建から旺じられていることから、一縷の救いが見えます。子に旺じていることから12月の可能性が高い。
一方相手(旺爻)の戌は日辰の辰に旺じ強力(有利)です。不利有利で案分すると5:5では厳しく、良くて6:4か7;3(娘が不利)と考えられます。
さて、相談に見えて4日後、娘が加入していたカード会社の保険に、なんと人身傷害保険がついていたとの連絡がありました。
車の保険のことしか頭になく、先生がおっしゃっていた、一縷の望みというヒントから、そうだ、カードの保険にも加入していたことを思い出しました。これで、過失割合が悪くても自分と相手の金銭的な補償は保険で賄えることになりました。あとは、弁護士がどの程度の過失割合を勝ち取ってくれるかが焦点となります。
お母さんは一安心。
教訓『知らぬことは罪なり』
※本日は動爻がないこと、辰と戌の冲関係等には触れず、次回の課題とします。
壬jin
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